写実の可能性と大いなる挑戦一新規収蔵展

ホキ美術館 開館2周年記念
写実の可能性と大いなる挑戦―新規収蔵展
会期:2012年11月21日(水)〜2013年5月19日(日)

ホキ美術館開館2周年記念の企画展は、当館のために描きおろされた未発表作品15点と、新規収蔵品32点、を中心に、約60点の写実作品を展示しております。
写実絵画は非常に緻密で制作に長い時間を要することから、作家は年に数点しか完成することができません。今回貴重な新作がここに集結いたしました。
主な展示作品は、野田弘志が詩人谷川俊太郎氏と館長保木将夫を描いた大作「崇高なるもの」シリーズをはじめ、風景画では、エジンバラ在住の原雅幸、イタリアの風景を描く羽田裕、気仙沼の浜を描いた安彦文平、伝統的なヨーロッパの静物画を描く青木敏郎、人物画では、顔写真を破いて描いた斬新な作風の五味文彦、西洋人モデルを描く島村信之、「フローラ」を描く大畑稔浩、アニメのキャラクターをテーマにした石黒賢一郎、イタリア留学の成果を発揮する塩谷亮など、各作家が自由な発想で、自ら選んだテーマで描いた、渾身の写実作品ばかりです。
写実絵画専門美術館、ホキ美術館の開館から2年、高まる写実人気を受けて、さらに実力を高めた作家たちの、進化する写実作品を、どうぞ間近にご高覧ください。

描きおろし作品
野田弘志《「崇高なるもの」OP.3 》《「崇高なるもの」OP.3 》
羽田裕《サン・ジミニアーノ 初夏》
青木敏郎《白デルフトと染付の焼物の静物》
原雅幸《マナーハウス》《ドイル家のメールボックス》
島村信之《憧憬》
五味文彦《ヒゲを愛した女》
大畑稔浩《フローラ》
石黒賢一郎《A○○KA-02》
塩谷亮《斜日》《微光》
藤原秀一《百合と猫》
安彦文平《九九鳴き浜の蘇生》
廣戸絵美《回廊》

主な新規収蔵作品
森本草介《アンティーク・ドール》《NUDE》
生島浩《月虹》《子夏》
小尾修《Kay》《Aprés midi》《La terre》
石黒賢一郎《SIN TITULO》《惰眠》《CH-OP 08 お願いお願いきずつけないで》
松田一聡《無題》《重力》 ほか。

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