細密な表現が注目されがちな写実絵画ですが、本展は「色」をテーマに構成いたしました。
色が作品に与える意味や効果とは?
ブルーの作品から始まるこの展覧会「いろいろ 色の魔法一色から見える写実」、色の変化を楽しみながら次のベージュ色のギャラリーに移るとき、どんなイメージをもたれるでしょうか。
作家ごとではなく、色をキーにした展示で、ホキ美術館でしか味わえない体験をぜひ間近にお楽しみください。
作品の持つ色の力から、新たな発見があるに違いありません。
本展は、原 雅幸、五味文彦、小尾 修、藤田貴也、廣戸絵美の新作を含みます。
ホキ美術館の特徴は、4つのチューブ状のギャラリーが重なりあった建築構造です。
その各チューブの幅・高さ・カーブがそれぞれ異なり不思議な空間を作っているのですが、
ギャラリー2の森本作品を見てからギャラリー3へ入る時、それまでの空気感が大きく変わります。LEDの混色率も光の強さも同じなのに不思議です。それがもし作品それぞれの色が与える影響なのだとしたら。作品を一つの色ととらえて展示してみたら何か新しい発見があるのではないでしょうか。
そこで今回は作品を色としてとらえ、濃い青から始まり、白くなり、ベージュに向かっていく。その中で作家ごとの色のとらえ方。今までと違った見え方を探してみようと思います。
今回の初展示作品
原雅幸 「Endrick Waterの滝」
小尾修 「咆哮」
藤田貴也「Namine」
藤田貴也「Hand-2」
五味文彦「坂田ヶ池逍遥」
廣戸絵美「my baby blue」
廣戸絵美「my blue moon」
「いろいろ 色の魔法一色から見える写実」
会期:2022年5月26日(木)〜11月13日(日)※火曜休館
会場:ホキ美術館 ギャラリー1
展示作家
青木敏郎 石黒賢一郎 大畑稔浩 小尾修 五味文彦 島村信之 塩谷亮 諏訪敦
羽田裕 原雅幸 廣戸絵美 藤田貴也 藤原秀一 三重野慶 森本草介(五十音順)