五味文彦氏の作品は、例えば樹木をあたかも静物画のように描いてみたり、女性の写真を細かく破り再構築して みたりと、ちょっと他の作家さんの画風とは違うところがあります。常々、なぜこの作品が出来たのか伺いたい ことはたくさんあるのですが、いつもはぐらかされてしまっている気がします。 そこで今回は、作品ごとのコメントを頂き、五味文彦氏のものの観方を探っていこうと思います。
今回の企画展では、五味文彦氏が静物画を描く上で意識している “見る” ことへのこだわり、レモンやガラスなどの様々な モチーフへの想い、シュール系の作風や風景画シリーズ作品への考えといった五味文彦氏本人のコメントが展示されており、 本人コメントと共に作品を鑑賞することで五味文彦氏の “ものの観方” を紐解く展示となっています。 シリーズ作品の中に秘められた物語性、技術だけではなく絵画に込められた作家自身の意識や考えにぜひ触れてみてください。
五味文彦「樹影の道」(2024)
五味文彦「白いセーターの女」(2023)
五味文彦「晩夏」(2024)
・第3回ホキ美術館プラチナ大賞入選作品展
会期
1. 2024年11月21日(木)~2025年1月20日(月)
2. 2025年1月22日(水)~3月17日(月)
3. 2025年3月19日(水)~5月11日(日)
会場:ギャラリー2
41歳以上の写実作家を対象にした公募展、ホキ美術館プラチナ大賞も第3回を迎えました。
今回の総応募数は245点、うち入選作品は60点です。
多くの力作が集いましたが、大賞受賞作品は該当なしとなりました。
展示は約2ヶ月ごとに入れ替えを行い、6ヶ月に渡ってすべての入選作品を展示いたします。
展示の詳細はこちらをご覧ください。
・島村信之
会期:2024年11月21日(木)~5月6日(月)
会場:ギャラリー9
島村信之氏の当館初公開作品3点を展示します。
島村信之「願う」(2022)
・スモールコレクション
会期:2025年4月16日(水)~5月6日(月)
会場:ギャラリー4
作家による描き下ろしの新作を抽選販売する恒例のイベント展示。ホキ美術館所蔵作家の作品を購入できる年に1度の機会をお見逃しなく。
・スモールコレクション出品作家
五味文彦・大畑稔浩・冨所龍人・小尾修・石黒賢一郎・塩谷亮・藤田貴也・廣戸絵美・渡抜亮・三重野慶・本木ひかり他
開催期間 | 2024年11月21日(木) – 2025年5月11日(日) |
開館時間 | 午前10時〜午後5時30分 入館受付は閉館時間の30分前の午後5時までとなります。 休館日の情報はカレンダーをご確認ください。 |
会場 | ギャラリー1 五味文彦のものの観方 ギャラリー2 第3回ホキ美術館プラチナ大賞 ギャラリー9 島村信之コレクション |